【大学生活】部活に入るべき?経験者が語る体育会系のメリット・デメリット!

 

 

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ちょっと待ってなんだか時間が経つの早くない?あれ、先日年越したばかりではなかったでしょうか……?

 

 

なんて絶望することが増えましたぶらりぼっちです。

本当に早いもので、気づけばクリスマスもお正月もバレンタインも終わり徐々に春が近づいてきました。

 

 

 

大学生活が本格始動

 

春になるとあらゆるものが動き出しますね。新社会人は働くことに絶望したりワクワクしたり、大学では新入生が自由な生活に胸をときめかせたり、色んなものが入り混じっています。

特に大学では、多くのサークルや部活が新入生を集めようと動き出します。懐かしいなあ。桜が咲いた並木道のような構内でビラをばらまく諸先輩方……。そして僕は新入生と思われず一向に配られないビラ……。

そして新入生にとって、ここは大切な期間。

大学は良くも悪くも、あらゆることを自由に決めれる場所。どこに所属して、どの授業をとって、どのくらい遊んで、何に取り組んで、等全てを自由に決めることができます。

そんな自由な大学において、どこに所属するかはかなり重要なポイント。だだっ広い大学では待っていても繋がりはできませんからねえ……。

特に高校と違って長時間一緒のクラスはないので、こちらからアクションをしないと結構な確率で詰みます。

 

部活を選びたいあなたへ

 

それほどまでに大切な大学の所属先。今回はそんな所属先として『体育会系の部活』を選ぼうとしている方向けに記事を書きました。

いや、あの、信じてもらえないかもしれませんが、僕も一応大学で部活をしていたことがあるんですよ。

入っていたのはラクロス部なんですけどね。虫取り網みたいな道具でボールをポンポンやるスポーツです。プリキュアの一期で主人公がやってたやつな!

とはいえ、正直に言うと実は二年間でやめています……。理由はスポーツへの情熱とか自分のメンタルの問題とかいくつかありますが、長くなるのでまた今度。

ただその二年間の中でもメリットやデメリットを色々感じていました。

今回はその二年間の中で感じた、メリット・デメリットをお話ししていきます。全く情報なしで部活に入ると言うのも不安な方がいるでしょう。なので少しでも、僕の二年間の経験が参考になれば幸いです。

 

体育会系のメリット

 

①健康体になれる

 

僕の人生で、今後含めてもこんなに健康的な生活をしたことないんじゃないかってくらい健康的な生活をしていました。

というのも、ラクロス部というのは朝練が主流なんですよ。僕は7時くらいから練習がありました。他大学もだいたいそのくらい。

家が近い人は良いんですが、僕は大学まで1時間30分近くかかるため、始発から2本目くらいの電車で練習に行っていました。

今考えてもすごい!今よりも社畜してますよほんとにw

それだけの早起きを強いられていたので、就寝時間はいつも23時頃。日付が回るまで起きていることはほとんどありませんでしたね。

この生活のおかげでかなり理想的な生活サイクルを送っていました!毎日始発近くは早すぎでしょうが、それにしても素晴らしいサイクル。

たまに飲み会があったりしたのですがその時は必死……。終電で帰ると家に着くのが1時頃。2時間くらいしか寝れず遅刻の可能性が高いためだいたい徹夜していました。

冷静に考えるとやっぱ変わってますねw

だって大学生ですよ?その気になれば、 

 

 

朝まで飲んで昼に起きて午後から講義に出て夜は遊んでまた夜更かしして翌日もお昼に起きて……ニートウェーーーーーーーイww

 

 
 

というクズまっしぐらな生活も可能。

大学の授業は、科目によってはテスト前の復習や友人のちょっとした手助けがあればすぐに単位取得が可能ですからね。

出席の強制もされないので、なろうと思えばいくらでもクズな生活に落ちれます。

そんな中積極的に始発で大学に行くとか、狂気の沙汰!wでも尋常じゃないくらいの規則正しい生活によって体はだいぶ健康的になりました。 

 

②メンタル面の矯正

 

体育会でしたので、やはり強烈というか……僕のようなメンタル弱者にはなかなかの大変な環境でしたw

大学でスポーツをするくらいですから、やはりメンタル強者のスポーツ経験者が多かった。今までの僕とは絶対に交わらないようなタイプの人間が大勢いましたね……。

僕は完全に根暗タイプ。人と話すときにすぐどもるんです。 

 

 

ア……エト……アノ……ドモ……ッザシタ……

 

 

マジでこんな感じ。なに言ってるかわかりません。

 

対してスポーツ経験者のメンバーはみんな、

 

 

ぞーーーーーっす!!!!

 

 

 

こんな感じ。まさにライオンの群れにネズミが一匹放り込まれた気分。どう考えてもやばい。

でもおかげで人と関わることについてかなり矯正されました。

まず年上への礼儀は結構厳しく言われましたね。  

 

 

一人称は自分!飲み会での気の遣い方はこう!!挨拶はしっかり!!!

 

 

 等々。

飲み会で先輩に気を遣うのはもちろん、OBとも話さなきゃいけない。これまでぼっちだったのに、人と関わる機会が一気に300倍くらいに増えました。

嫌でもそれに慣れないといけないんですよ。そうじゃないと生きていけないw

それまで学校ぼっちを貫いてきた僕からしたらかなりの荒療治。本来、同世代と話すことから始めるべき人間。

それがいろんな世代の、しかも違うタイプの人間と話さなきゃいけないとかそれなんて罰ゲーム?

さらには練習中もコミュニケーションが必須。チームスポーツですから、味方にどう動いて欲しいか短い時間の中で明確に伝える必要があります。

これがまた地獄……。元来頭が良くない僕は人よりも理解に時間がかかります。さらには応用も利かない人間です。

ゲーム中に頭を回転させ、

 

 

そっち動いて!俺はこうするから!

 

 

と、わかりやすくメンバーに伝えるなんてハードルが高すぎましたねえ。

でもその荒療治のおかげもあり、本当にコミュ力とメンタル面はだいぶマシになりました。

一般人よりもちょい下にしがみつけるレベルですが、昔よりは本当に良くなった。

以前はマジでひどかったですからね。自分の意思を表明するなんて一ミリもできず、かろうじて発する言葉すらどもる始末……。今でも言っちゃいますがなんとか話はできますからねw

マジであのままなら今よりもさらに根暗で、ツイッターでキャッキャウフフと絡むなんて考えられなかったような人生を送ってましたね。

メンタル面もしかり。今でも弱いですが、こちらも昔はもっとひどかった。

今はいじりキャラとしていじられ、それに返すこともたやすくできますが、昔のメンタルならまず無理。多分いじりを一字一句本気にして落ち込んでいたでしょうねw

 

③自分のキャラクターがわかる

 

②と関わってきますが、自分にふさわしい立ち位置がわかったのは大きな収穫でした。

体育会に多いキャラクターは『ちょっと気が強かったり、若干オラついてる人』が多いです。あとはポジティブで元気な人とか。

その中で僕のような根暗が馴染むには、他にはないキャラを見つけるしかありません。同じ土俵ではまず勝負できないので。

僕の場合はそれがいじられキャラでした。中心に立とうとしたりカッコ良さを目指しても絶対に負ける。

そもそもそこまでのコミュ力はありませんし。自分の『いじられキャラ』としての特性を見つけることができたのは、今日まで大きく役立っています。

 

 

相手からのパスに自分はどう返すべきなのか?ここでどうしたら面白いかな?

 

  

と、自分の道筋がわかってるのは非常に意義深い。それまでの経験もありますし。

もちろん限度はありますよ。あまりに度を超えたらちょっと待てとなりますが、基本はこのキャラで返せば問題ない。ここら辺は体育会でかなり身につきましたw

 

④就活に有利

 

すみません、断っておくと僕自身は部活を途中でやめていることもあり、就活に失敗しています。

ですが周りを見ると成功している人は多かったですね。

長時間労働問題で揺れる某超巨大広告代理店を始め、英語が公用語のメガベンチャーや大手銀行、老舗の民間大手、CMでおなじみのアルファベット三文字の商社や有名洋服ブランド等、一般的に勝ち組と言われる企業に続々と就職していました。

僕の通っていた大学は普通よりちょっと下くらい。MARCHには届かないくらいの非常に微妙な知名度の大学でした。

そこからしたら先に挙げた企業は相当ハードルが高いものばかり。本来でしたら絶対にうからない企業ばかりです。

にもかかわらず就職はほとんど苦労していない様子でした。

というのも、体育会系というだけでたいての企業は欲しがるんですよ。

今は、 

 

新卒のメンタルが弱くてすぐ辞めるので困ってる……。とはいえこちらで教育するのはコストがかかる。やめない新人はいないものか……。

 

 

というお金をかけずに良い人を採用したいというわがまま極まりない企業がたくさんいますからね。

大学の四年間を厳しい部活に埋め、なおかつそれをやりきった学生というのは就活でめちゃくちゃ評価されます。

少なくとも企業からしたら、

 

 

まあすぐにやめちゃうような人材ではないだろうから良いかあ

 

 

という印象づけのようです。

さらにはOBからの紹介というルートもあり得ます!

体育会のつながりというのはかなり強いんですよね。普通のサークルとは違って、OBにコーチをしてもらったり定期的に交流もあるので深い仲になれる確率が高い。そこで信頼を勝ち得ればこれ以上にない強力なバックアップになります。

何より体育会系の人間はとにかく後輩を可愛がってくれますからね。就職のお世話もしてくれる可能性が高いです。

 

 

体育会系のデメリット

 

①好きじゃないときつい

 

先述の通り、メリットは確かに多い。健康体にもなれるし就活にも有利になれますからね。

でも、忘れてはいけません。その代わりに生活はかなり厳しいです。

好きなタイミングで旅行なんて行けませんし、毎日早起きをしなければいけない。午後練の部活でもその時間は部活に潰れるわけですから、本当にスポーツが好きでないと続けるのは厳しい。

サークルならとても気軽です。気分が乗ったら適当に行ってメンバーと喋って終わっても良いし、飲み会だけ参加でもOK!非常に大学生らしい姿ではあります。

対して部活は強制参加。

 

 

気分が乗らないから休みます

 

 

なんて通用しません。

僕の場合もそうでした。微熱程度なら練習見学しなければなりませんでしたし、割と大雨でも平気で練習していました。

ちなみにラクロスは、雷が鳴るか大雪くらいにならないと練習中止にはなりません。

特に真夏や真冬は地獄でしたねえ。炎天下の中3時間練習をしたり、はたまた凍えるような寒さの中でかじかむ指に鞭を打って練習したり……。

今じゃとてもできません、いやほんとに。これが続けられるのは本当にスポーツが好きな人のみ。 

 

 

就活で有利になるっぽいから入るか!!

 

 

くらいの気持ちなら絶対に続きません。

 

 

②精神論が中心になりがち

 

これは程度の問題もありますが、体育会系はこれは良くも悪くも精神論の比重が大きい。

精神論自体は悪いことではありません。最初に自分の頭で考え、できることをやった上でスパイス程度に精神論をちりばめるのは賛成です。

しかしこれが、精神論が支柱になるとかなり厳しい。

明らかに自分たちの力や経験では乗り越えれないような場合でも、

 

 

大丈夫!!俺たちはできる!できるぞ!

 

 

となるので、やる側としてはかなり苦しい。強豪校との試合なんかはまさにこれでした。

もちろん己を鼓舞するのは大切なのですが……。ここが難しい。

僕も辞める時に、 

 

 

途中で投げ出したらダメ人間になるぞ!これからの社会でやっていけないぞ!

 

 

というありがたいお言葉をいただきました。

冷静に考えて、嫌いなものはスパッとやめた方が精神衛生上は良い。しかし、嫌なことでも続けるのが大事という精神論が根強かったので辞めるのに苦労しました。

 

③強い協調性が必要

 

スポーツはその多くがチーム戦。普段の生活はもちろん、プレイ中のコミュニケーションも大切になってきます。

なのでどうしても『周りと合わせるということ』や『団結すること』が強く求めれてきます。

正直、しょうがない部分もあるんですよね。普段からのコミュニケーションがそのままプレイでのコミュニケーションにつながるので。

それが大きくなるとプライベートでも仲良くなっていきます。

しかし体育会系の特徴として、それが自然と高まりすぎて『周囲の空気を読まなければいけない』という空気感が出来上がっていくのです。

例えば練習に遅刻したメンバーがいた場合です。僕のいた時はかなり改善されていたようですが、かつては遅刻したその日はメンバーに口も利いてもらえないようなもらえないような時代があったようです。これは部活の中だけでなく、大学生活の中でも。

つまりは、

 

 

みんなが頑張っているのにあいつは寝てやがった。やる気がない!和を乱した!!

 

 

ということです。もちろん寝坊は良くないことですが、人間なので反射的に起きれないこともあるでしょう。そもそも朝が早すぎる!

その時に必要以上にきつい空気感で責めてしまうのです。

僕の部活では寝坊すると、グラウンドに入る前に、

 

 

すみません寝坊しました!!!!

 

 

と謝るのがお決まりでした。大きな声で練習中の僕らに届くように怒鳴るんですよ……。なかなかカオスな光景でした。


そんな時も僕は内心、

 

 

いや別に数分だけだし特に迷惑被ってないんだけどそんなに謝る必要ある?

 

 
と疑問に思っていましたね。そこまで周りと合わせる必要あるのかな、と


この協調性の存在が、僕の退部を困難なものにさせていました。やめたいということを伝えた時に一番言われたのが、

 

 

今やめたら部活の迷惑になるぞ!

 

 

ということ。

 

いや全然中心人物じゃないしむしろあんま戦力になってないのにどうして迷惑になるのか……?とずっと考えておりました。

周りは善意で止めているのでしょうが、こちらとしては、 

 

 

いや辛いから!本当にやりたくないから!やめさせて!ね!?

 

 

という気持ち。

 

就職に部活の経験が有利なのはここなんですよ。組織の空気を読んでくれるから安全に採用できるんです。

たいていの企業ではそんなに波風を起こさないような人が好まれます。なのでチームで動いてきた経験のある体育会出身者はかなりマッチする人材。

さらにメンタルの強さも保証されているので仕事のストレス耐性も期待されているのでしょう。

 

④メンタル『矯正』なので一歩間違えると病む

 

先ほど『メンタルの矯正ができる!』とあげましたが、正直かなり表裏一体なメリット。あくまで『矯正』なので一歩間違えると病みます。

僕の場合はメンバー自体はそんなに悪い人はおらず、妙ないじめもしごきもなかったので病むことはありませんでした。。

 

 

少しチームの和とかを盲信してるのかな?

 

 

という人も中にはいましたが、根は多分まともな人が多かった。だからこそ二年間続けられたということもあります。

これが性格の悪い先輩等に当たったら最悪。年上に逆らえない雰囲気の中で、どうしようもない年上が合わさると、控えめに言って地獄。

体育会によってはマジで変なしごきとか伝統を守ったところもありますからねえ。仮にうざい先輩がいなくても、当人のメンタルが耐えれなくなったら地獄でしょう。

 

 

これくらいでへこたれるとかメンタル弱いわwww

 

 

などという方もいますが、メンタルのキャパは人それぞれ。あなたは大丈夫でも他の人には無理な時なんてざらにあります。

それを無理して乗り越えようとしたら、確実に病む。マジでこれを乗り越えれると思う人だけメンタルの矯正に挑むべきだと思います。それ以外にはオススメしません。

 

それぞれの選択で楽しい大学生活を

このように大学の部活にはメリット・デメリットがそれぞれ存在しています。あくまで経験則ですが、それでも大抵の体育会系には当てはまるかと……。

特に精神論や協調性のくだりは、日本社会の縮図みたいな場合もありますからねえ。社会の縮図を早めに経験するという意味では面白い……のかも?

もちろん新入生期間のタイミングだけで全てが決まるわけではありません。

でもせっかくの大学生活、早めに自分に合った道を選んで楽しく過ごしたいですよね。部活を考えている方も、サークルを選んだ方も、そしてそれ以外の方も、それぞれが納得できる四年間を過ごしましょう!

 

 

 

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