ーーー『ぶらりぼっち日和』 というブログタイトルでありながら、一番ぶらりするのに適した場所に行ったことがなかった自分。それは、浅草です。
ご存知日本屈指の観光名所、浅草。こんなにブログタイトルで『のんびり歩くのが好きだぜ感』を出しているにも関わらず、ちゃんと訪れたことはなかったという暴挙に気づいてしまいました。
あのタイムスリップできるような下町感、控えめに言って僕の好み。ご飯屋さんも昔ながらのものや、歴史を感じるような雰囲気のものが点在しているイメージです。
今回は、意外にもきちんとした訪問は初となる浅草で美味しいご飯をもぐもぐしてきました。ちなみに、珍しく友人の方とぶらり入店しています。
目次
まぐろそばの本店へ
訪れたのはこちらの『まぐろそば浅草本店』。表通りからやや小道に入った隠れ家的なお店です。
「浅草っぽくておいしそうなお店ないかな〜?」と徘徊していたところ、お店のご主人に威勢良く呼び込みをされていてついつい足が引き込まれてしまいました。
また店頭のノボリにはテレビ放映されるらしい文章があり、これは検索流入を狙えるますます味への期待が高まりますね。
それにしても『まぐろそば』とはどのようなものなのでしょうか?まぐろをトッピングしたそば……かな?
期待を高め店内へ
店内は和なテイスト。
注文したのは『特上まぐろそば1,900円』。どうやら普通のまぐろそばに加えてお刺身も付くらしい豪勢なセット。まあ、たまの外食ですしちょいとお高めに行っちゃいましょう。
一品で何度も美味しいセット
出てきたメニューがこちら!
そばにまぐろのたたきにお刺身にご飯……うふうううこれは大変に豪華!
品数はたくさん!どうやって食べるのかというと、オススメの食べ方があるようですね。メニュー表と共に『まぐろそばの召し上がり方』というカードを発見しました。
『五つの味をお楽しみください』……うふうううううこれは楽しみ!
単にそばをつゆにつけてまぐろと一緒に食べるという安直な食べ方だけだはない模様ですね。それではワンステップずづ楽しんでいきましょう。
①『まぐろのそばつゆ』でそばを一口
まずはジンプルにそばだけを味わいます。
うん、もうこれでうんまい!細くまっすぐで喉越し最高な麺。出来立てだけあり、妙にベタついたりはせず一気に口の中を駆け抜けます。
歯ごたえは比較的硬めで、いわゆるアルデンテのイメージでしょうか?このれだけで十二分に美味しいわけですが、そこはグッとこらえて一口だけ。残りのお楽しみをとっておきましょう。
②まぐろと大葉をつゆに投入しそばを食う
喉越し最高ですでに最高潮なそばを、今度は『まぐろ』『大葉』と共に頂きます。
このターンでは、そばを胃袋に全突っ込み!!ヒャホい!!
これを豪快にズズズッと掻き込むと、まずは擦り下ろされたまぐろが舌の上でとろ~りと踊り始める!
舌を一回……二回……と口で滑らせるたびに、ほんのり甘い新鮮なまぐろの風味が伝わってきます。少し残るまぐろの塊も良い歯ごたえ。
そしてまぐろが溶ける事により、そばつゆにもまぐろのとろみが移動。一口飲んでみるとしっとり美味しいそばつゆを『食べ物』として味わうことができます。これは最高オ……。
あ、まぐろが美味しくて全部食べたくなりますが、まだまぐろは残しておいてくださいな!
③そばつゆに海草と蕎麦湯を入れまぐろを味わう
惜しみながら麺を完食。そしてそばの締めといえば当然蕎麦湯!ということでそばを喰らい尽くしたあとは蕎麦湯の出番です。トップトップトップ……と蕎麦湯を注ぎます。ここでは残しておいたまぐろを喰らい尽くしましょう。
!!!
蕎麦湯の熱がまぐろに通り、今度はほんのり熱の入ったまぐろに変化した!イメージは、ほんのーり漂う焼き魚感。
少し白いのがわかりますかね?これを口に入れると、あら不思議。熱を通した時に出る、あの魚の脂の感じがほんのりと漂います。
これが口に入ると幸せですなあ。魚の脂はどうしてあんなにねちっこい感じがしないのでしょうか?海草も入れてますがこれは最後に食べるとのこと。浸しておいて最後に味の変化を楽しむそうです。
④そばつゆにレモンを入れて飲む!
海草以外の具材を味わったら付け合わせのレモンを絞ります。
が、小さくて全然絞れないのでぶち込みます。
うーん、ほんのり酸味の漂う爽やかな味わいへ……。蕎麦湯も減ってくる頃合なので、ここで再び投入します。最後まで温まるぜ。
⑤最後に海草を食う!
いよいよ最後。残った海草と蕎麦湯をたいらげます。最高にコリコリ!これは残ったスープと共に一気に頂きましょう!それにしてもお酒の欲しくなる一品だ……。少しごま油等で味付けすればそのままおつまみにできそうです。
最後に刺身をもぐもぐ
蕎麦湯まで全て平らげごちそうさま……
とはなりませんよ!まだこちらのお刺身が残っています。普通のまぐろそばならこれで終わりですが、こちとら特上を注文した身。まだ楽しみが残っておるのだ!
刺身はまぐろ、サーモン、卵の三品。
お刺身がキラキラしてるう……。まぐろそばの変化する味も楽しめましたが、この刺身勢にも感動。
一口噛むと、
あれ?僕の歯は裁断機かな?
と一瞬思ってしまう。それくらいの切れ味の良さ。たった片道分の歯の移動だけで、少しの切れ残しもなくすううううっと口の中で分解。そのまま少しの咀嚼で溶けてなくなります。
これだけの定食も食べたいなあ……。まぐろそばの付け合わせレベルと思って舐めてはいけません。クオリティーは十分主役クラス。量がサブ的かどうかの違いにすぎません。
まぐろそばだけでなく、お刺身もハイクオリティーな特上まぐろそば。全部美味しくいただきました!
ちょっと豪華な幸せランチを
いやあ、さすがメディアに取り上げられるお店です。クオリティーはバッチリ!単品でも十二分に楽しめますが、まぐろそば特有の食べ方をすることで様々なバリエーションの「旨い!」を味わうことができます。
このような贅沢な時間をを提供してくれるまぐろそば。値段は2,000円近くなのでちょっとお高め。でもせっかく浅草観光に来たならば、ちょっとだけお財布の紐を緩めて、幸せな時間を過ごしませんか?
店舗情報
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