長崎で食べる『限りなく液体に近い茶碗蒸し』……。その喉越しや快感は想像以上!これを食べないまま長崎旅行は終われない……!
目次
営業時間やアクセス等
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長崎『吉宗本店』へ!
訪れたのは、長崎『吉宗(よっそう)本店』さん!前回ご紹介したプリムローズさんから徒歩でも行ける距離にあります。
⬇︎プリムローズの記事はこちら!⬇︎
長崎『吉宗本店』とは?
長崎『吉宗本店』は、創業150年を超えるまごうことなき老舗中の老舗!
1866年に吉田吉宗信武という人物によって、茶碗蒸し・蒸寿しの専門店としてオープンしました。
初代からの茶碗蒸しの味を大切に守りつつ、時代に合わせた変化も伴った『不易流行』という考え方を取り入れながら長きに渡り愛されているお店なのです。
⬇︎さらに詳しくは公式サイトをチェック!⬇︎
その外観や内装にはこだわっており、『長崎都市景観賞・激励賞』という賞も受賞したことがあるぞ!
吉宗は持ち帰り用店舗もある!
吉宗本店から徒歩10秒くらいの位置に持ち帰り用の店舗もあります!美味しかったらこの味をご家庭でも楽しみましょう!
吉宗本店の店内・雰囲気
入り口からもうたまらんわーーーー!
出迎えてくれるのは、格式高い豪華な入り口!高級旅館のような華やかさに溢れています。まずは一階部分からご紹介!
一階はイス席のフロア。カウンター席もあるので、お一人様・カップル・家族連れ、誰でも気軽に入れるようになっていますねえ。
一階の真ん中に庭……!
続いては二階へ!
二階へ上がると左右にお座敷の部屋があります。すでに超満員!大規模な宴会でもできそうなほどの広さです。
吉宗は開店ダッシュ必須!
11時開店なので、少し早めの日曜10時30分頃に来店したらすでに女性グループが一組並んでいました。11時30分前くらいになると一気に混み始めて騒がしくなります!
ランチのピークタイムはかなり待つと思うのでなるべく開店ダッシュをキメましょう!
吉宗本店のメニュー
ウッヒョ結構高いぜ!
外観の格式高さに見合ったなかなかの良いお値段です。ですがメニュー写真を見ると、どれも上品な懐石料理のような品数、そして美しさ……。手が込んでいる様子が伺えますねえ。
まあでも考えたらそもそも旅先でケチケチする必要があるのかい?ん??
ということで今回はここから『吉宗定食2,376円』選択!吉宗名物の茶碗蒸しも食べたいし、他のメニューも味わうとなればやはりこれが王道でしょうか!
格式高い茶碗蒸しの吉宗定食!
まさに料亭のように、キレイなメニュー達だ……!
なにもかもがこの建物の雰囲気に合っている……。
この料理も例外ではありません。お盆の上には名物の茶碗蒸しがみずみずしく輝き、お出汁の香りがふんわあっと漂います!
茶碗蒸しと共に鎮座する特製の『蒸寿し』には、錦糸卵・桜でんぶ・そぼろが実に美しく盛り付けられていますね。
こちらは磯の香ばしさがほんのり漂っています!
茶碗蒸しから食べようと思うんだけど、まずはプルルンさを動画で味わっておくれ!
#ぶらりのブログ用 pic.twitter.com/P00Nwmkg5V
— ぶらりんグルメ@肉が欲しい (@burari_bocchi) 2019年2月16日
少し揺らしただけでなんともセクスイーにプルルン❤️
隙間からのぞくかつおダシもあふれてしまいそう……。これをゆっくり、お口にぽんっ!
とろけすぎわろた
ほのかに香っていたかつおダシが、口に入れるとグッと鼻を突き抜けていく濃ゆい旨さに!この香りと共に胃袋へ駆け抜けていくのは快感以外のなにものでもない……。
これはもう『限りなく液体に近い茶碗蒸し』である。一瞬も口内に茶碗蒸しが引っかかることなく、スルスルスルスルっと驚くほどスムーズに流れていきます!
これと香り高いかつおダシが一緒に流れ込むと、中毒間違いなし。かなりハマります。
油断すると、脳への命令を無視して手が予期せずレンゲを動かしてしまう……。
ここであまり食べすぎると後半の楽しみが少なくなってしまうので、理性を働かせグッとガマン、ガマン。
もう一つの主役、蒸寿しをいただきましょう!
あまりにもキレイな見た目の三色丼。一口食べると、卵の自然な甘さと桜でんぶの磯の香りが徐々に主張を始めます。
茶碗蒸しは『あっさり流れ込む味わい』ですが、蒸し寿は『ほのかな酸味でさっぱりした味わい』!
どちらもサラサラっと抵抗なく胃袋へ吸い込まれていきます。しかし方向性は違うさっぱりさとでも表現できましょうかねえ。
キュッと酸味が効いており、心地よい程度にお口を締めてくれる逸品です!
この御前は小鉢まで満足度が高いぞ……
『満足度高い小鉢群の』筆頭は、こちらの豚の角煮。一度箸を入れればわかるでしょう、そのとろけ具合が!
こちらも全く箸がつっかえることなく、無抵抗のままスウウっとお肉がふわっと切れていきます。
うわっは、脂の溶け出し方が尋常でなく気持ち良い……!
旨味の詰まった脂身が容赦なく崩壊。グオオオオっと勢いをつけながら口の中を侵食していきます!
脂身が溶け出した後の筋の部分。こちらはしっかりとした歯ごたえで、小ぶりながらも肉のグッとした食感を楽しめます!
茶碗蒸しと同じく、歯なんて必要ないのだ……。口内の温度でとろけていくお肉は、茶碗蒸しにも負けないほどの快感を呼び込んでくれます!
こちらは酢味噌でいただく(たぶん)肉の小鉢。プリプリとした柔らかさに、キュッと引き締まった酸味がマッチ!ちょっとこれは酒の肴にふさわしいスッキリした味わいです。
漬物、そして蓮根の和え物もお口直しの酸味が心地良いですねえ。
どんな具材と食べても、どこまでいっても消えるようにとろける茶碗蒸し……!
多少時間が経ってもこの口当たりは衰えることを知りません!むしろ後半になると、器に埋もれていたナイス食感な食材とのギャップが楽しみになってきます。
シイタケやエビのプリプリ、タケノコのコリコリ感など……。茶碗蒸しのテュルルンとした食感と共になることで、より味わいが映えてくるものばかり!
一番好きなのはこのお麩!ダシが染み込んだ奴を口で一気に噛み切ると、ダシが決壊してあふれてくる……!!
最後はイチゴの生クリーム添えで締め!どの小鉢も大満足の逸品。ごちそうさまでした!
吉宗本店の口コミ
〜中略〜
何とも美しい。
蒸寿しは酢飯の上に錦糸卵、たらのおぼろ、穴子の蒲焼のそぼろ。
全体的に甘めの優しい味。蒸寿しと同じ器に入った大きな茶碗むしは緩めで、具は穴子、海老、鶏肉、しいたけ、きくらげ、銀杏、たけのこ、蒲鉾、麩など。
出汁がしっかり効いて美味しい。それに、こちらも長崎名物の豚の角煮、酢の物、フルーツなどなど。
料理を注文してから、食べ終わるまで、ずっと幸せな時間。美味しゅうございました。
限りなく液体に近い茶碗蒸し……存分に堪能いたしました!
極上の味わいなのに喉越しがテュルテュルすぎて、一瞬で至福の時が通り過ぎてしまうのが悲しい。ですがその一瞬の至福がなんとも大きいこと……!
さらに様々な食感の食材が合わさり、飽きることのない究極の茶碗蒸しとして存在していました。
他の小鉢も非常にレベルが高く、サイド料理にも舌鼓を打ちまくりながら完食しました!
長崎に来たならば、これは食わねばいけない……!